2009年05月20日

飛んで火に入る町の人

workers
 
 
 うまくまとまらない感があるのですが、とりとめなく書いてみようと思います。
 
 起承転結もない、主題もない、だらだらとした雑感です。
 
 
 
 
 田舎暮らしを始めてから、健康になったという話を、よく耳にします。
 
 空気や水の綺麗さが原因ということもあるのでしょうが、
 それよりも、「都会から離れたこと」そのものが原因となっている場合も、
 大いにあると思うのです。
 
 
 最近、思うんですよ。都会って、オカシイ。変。
 
 
 あれだけ人間が密集していて、車や電車が行き交って、
 隙間なくビルが立ち並んで、みんな早足で歩いている。
 
 変。変。すっごく変。
 我が故郷ながら、よくもまぁ、あんなところで生きていたものだと思う。

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 この感覚を説明するのが難しいのは、
 田舎にしばらく住んでみないと、この感覚が分からないと思うからです。
 
 都会に住んでいる人に、都会のおかしさを伝えようとしても、
 とても伝わらないと思う。
 
 
 
 僕が田舎暮らしを始めたのは「都会が嫌」だったからじゃないんです。
 (直接の理由は、家族の健康上の問題)
 
 田舎暮らしを始めたときは、都会に対して、
 良くも悪くも思っていませんでした。いや、むしろ良く思っていたかな。
 
 映画館もたくさんあるし、芝居も観れるし、レストランもたくさんあるし。
 月並みですが「文化の中心」って感じがするじゃないですか。
 
 
 でも、田舎に慣れてみて、田舎の眼(リュークの死神の眼のようなもの)を
 持つようになると、都会の変なところが見えてくるんです。
 
 
 8畳ワンルームのアパートの家賃に、給料の半分を持っていかれたり。
 
 時には体が浮くほどの満員電車に、毎日黙って乗り込んでいたり。
 
 何かに追われているかのようなスピードで、カツカツ早足で歩いていたり。
 
 
 たまの里帰りで、都会の人を見ると、とても異様に思えるんです。
 異国の人を見るような感じですかね。変。変。なんだか変な感じ。
 
 
 
 僕はメルマガで、ゆるーいことを書いています。
 トヨタの現場責任者が読んだら、ぶっとばされそうなことを書いています。
 
 
 専門職っていうのは、おかしい。
 
 狭く深い知識よりも、広く浅い知識のほうが正しい。
 
 一生懸命働かなければ食べていけない、なんていうことは、無い。
 
 人生に目標は必要ない。目標なんか無くても全然構わない。
 
 
 非常にゆるい人間です。ニートの発想です。
 現代資本主義の潮流には乗っていけない人間の思考です。
 
 
 僕は、こういう考えを持っていたから、田舎に行ったんじゃないんです。
 田舎に住んで、いろいろ体験したから、こういう考えになったんだと思います。
 
 (ま、そういう考えにいたるまでの素養、要は「ニート気質」は
  生まれながらにして持ち合わせていたのかもしれませんが)
 
 
 
 ひと昔前、日本の偉い人がいいました。
 
 「書を捨てよ、町へ出よう」
 
 
 
 本だけじゃ分からないことは、たくさんある。
 実際に町へ出てみなければ分からないことは、いくらでもある。
 
 
 当たり前のことですよね。
 
 
 本を読んでも、天ぷらそばの味は分からない。
 
 うんこの臭いも、バラの香りも、
 たんすの角に小指をぶつけた痛さも分からない。
 
 
 それと同じように、都会に住んでいては、
 決して分からないことがあります。
 
 田舎に住んでみて、都会を離れてしばらく生きてみて、
 はじめて分かることって、いろいろあると思うんです。
 
 
 僕が「都会は変」っていっても、
 都会に住んでいる人は、おそらく、僕と同じ気持ちには、なれない。
 
 メルマガをずっと読んでくださっている方には申し訳ないですけれど、
 もし読者の方が都会に住んでいるのであれば、
 絶対に分かることのない壁が、都会と田舎の間にはあると思うんです。
 
 
 僕自身がそうだったからです。
 都会にいるときに「都会はおかしい」ということを情報として得ても、
 それを実感できるまででは、なかった。
 
 僕がメルマガで書いているのと、同じような内容の本を読んでも、
 都会にいるときには(社会の中心にいるときには)、
 腑に落ちていなかったと(振り返ってみてはじめて)分かることがあります。
 
 実感にもいろいろレベルがあるけれども、
 今の僕が感じているようなレベルでは、実感していませんでした。
 
 
 
 ほとんどの人は、都会に住みたがるんですよね。
 
 「都会じゃなきゃ生活できないから、都会に出る」というのは、
 僕は嘘だろうと思っています。
 
 それは二次的な理由。
 
 本当の理由は、都会に住みたいから。
 
 
 誘蛾灯に群がる蛾のように、都会に引き寄せられる若者たち。
 
 そのほとんどは、光の周りを狂ったように飛び回り、
 狂いすぎた数匹が、ときどき、光にふれて死んでしまう。
 
 
 飛んで火に入る夏の虫。
 
 
 暗闇から蛾はいくらでも飛んでくるし、
 光はその強さを増し続けているから、問題を誰も感じていないけれども。
 
 
 その光が太陽の光ならば、蛾は正しく飛べるのだけれども。
 
 光が人工的なものならば、狂ったように周りを飛ぶより他は無いんです。
 
 
 こういうことも、都会に住んでいては、なかなか分からないことなんです。
 

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posted by 加藤のどか at 11:45| 高知 ☔| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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