2009年05月14日

故郷東京

東京.jpg


 
 東京に、ちょいと里帰りしてきたんですが。
 
 
 
 毎度思うことですけれども、高知と東京って近い。
 
 家(高知の山奥)から空港(高知龍馬空港)までが車で50分。
 チェックインやら何やらで、空港で30分。
 離陸して羽田に着くまでが1時間15分。
 
 スムーズに行けば、高知の山奥から3時間かからないくらいで、
 東京に行くことが出来るんです。

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 うちの実家の墓は、高尾(東京の西のほう)にあるんですけれども。
 
 実家(目黒)から高尾まで車で行こうとすると、
 休日なんかは混んでいるから、3時間くらいかかるんですよ。
 
 子供のころは、一日がかりで、車で墓参りに行ったこともありました。

 高知から東京も、それと同じレベル。
 日帰りしようと思えば、普通に出来るくらいの近さなんですよね。
 
 
 
 東京に、ちょいと里帰りしてきたんですが。
 
 
 
 近所の変わりっぷりに驚きました。
 
 うちの近くにあった広大なお屋敷は姿を消し、
 代わりに、いくつもの小さな新興住宅が建ち並んでいました。
 
 商店街の店は、ほとんどが馴染みのないものになっています。
 
 名前だけは良く知っているチェーン店や、
 僕は一生足を踏み入れないであろうオシャレな店が並んでいました。
 
 店の看板だけ見ていたら、ここが故郷だとは分かりません。
 かろうじて、道が同じだから、分かります。
 
 
 
 東京に、ちょいと里帰りしてきたんですが。
 
 
 
 家族以外の知り合いには、全く会いませんでした。
 
 人の数は多いのだけれども、声をかけられることはありません。
 
 「あら、カトー君ひさしぶり」なんていう、
 里帰りにありがちな会話など、全く交わすこともなく。
 
 いや、ひょっとしたら小学校の同級生とかと
 すれ違っているのかもしれないけれども、僕は全く気づかず。
 
 他人ばかりの人ごみに紛れて、近所を散歩してきました。
 
 
 
 
 
   ふるさとは遠きにありて思ふもの
   
   そして悲しくうたふもの
   
   よしやうらぶれて異土の乞食となるとても
   
   帰るところにあるまじや
   
   ひとり都のゆふぐれに
   
   ふるさとおもひ涙ぐむ
   
   そのこころもて
   
   遠きみやこにかへらばや
   
   遠きみやこにかへらばや

                 室生犀星「小景異情」

 
 
 
 
 「都会育ちの田舎暮らし」にとっては、
 なかなか、従来の故郷像を感じることが出来ません。
 
 東京は、そう簡単に懐かしさや恥ずかしさを想うような土地ではないんです。
 だから、何の感慨もなく、簡単に帰れる土地でもあるんです。
 
 僕の故郷は、目まぐるしく変わり続けています。

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posted by 加藤のどか at 11:45| 高知 ☔| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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