2009年04月24日

旧型コンバイン

旧型コンバイン.bmp

 
 【前回までのあらすじ】
 
 去年の秋の稲作日記。人生二度目の稲作です。
 K地区のヒノヒカリ、J地区の紅朱雀の稲刈りは終了。
 残すはJ地区のヒノヒカリ&サリークイーン。
 自分で刈るのは億劫なので、はちまきさんに作業委託することに・・・
 
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続きを読む前に

 
 J地区のヒノヒカリ&サリークイーンは、
 はちまきさんにコンバインで刈ってもらうことにしたのですが。
 
 コンバインと一口にいっても、
 最新式のコンバインから、旧型のコンバインまで、いろいろとあるのです。
 
 そして、はちまきさん操るコンバインは、ちょっと旧型のコンバイン。
 
 
 
 以前、K地区で召還した農業公社のコンバインは、最新型のコンバインでした。

 最新型と旧型で一番の違いは何かと言うと、
 「刈り取った米を、どうやって体外(コンバイン外)へ出すか」ということ。
 
 コンバインは、巨大草食動物のように稲を食べてゆき、
 「米の実」だけを内部に取り込みます。
 
 そして稲の「茎」や「葉」はウンチのように、外に撒き散らしてゆきます。
 
 
 最新型のコンバインは、内部に取り込んだ米を、
 パイプによって外に出します。
 http://highknowledge.up.seesaa.net/image/2008_1026chate-recipi0019.JPG
 
 この図では、軽トラに積まれた青い巨大な袋が、米袋。
 何百キロもの米が、この青い袋に入るのです。
 
 コンバインから伸びたパイプを通り、米をここに入れてくれるから、
 僕(農家)は軽トラを走らせて、乾燥機まで持っていけばいいだけです。
 
 
 
 それに対し、旧型のコンバインはどのようにして米を出すかというと、
 こんな感じです⇒ http://tinyurl.com/ddnkvf
 
 コンバインの横に、袋が2つ付いているのが見てとれると思います。

 旧型のコンバインは「パイプ」を通して出すのではなく、
 あの「米袋(正式にはコンバイン袋という)」に出すんです。
 
 最新型のコンバインは、何百キロも内部に米を溜め込めますが、
 旧型のコンバインは、すぐに米が満タンになってしまうので、
 適度なタイミングで米袋(コンバイン袋)に出さなければならないんです。
 
 
 
 ちょっと話はそれますが、農家は自家消費用の米を、
 基本的には「コンバイン袋」に入った状態で保存しています。
 
 籾殻つきの状態、玄米になる前の段階ですね。
 この状態だと米が生きているから、最も劣化しにくいんです。
 
 よく「玄米は生きている」といいますが、
 本当に生きている米は「籾殻付きの米」。しかも機械乾燥していないやつです。
 玄米は、死んでいるとは言いませんが、半殺し状態の米ですね。
 
 籾殻付きで保存しておき、必要なときに籾すりをして玄米にする。
 そういう形をとっている農家さんが多いですね。
 
 
 コンバイン袋に入っているのは「籾殻付きの米」です。
 ※コンバイン袋⇒ http://tinyurl.com/df2ht7
 
 逆に言えば、籾殻付きの米を入れるのは、コンバイン袋です。
 
 
 これを籾すり(籾殻を外す作業)して玄米にしたら、こういう袋に入れます。
 ※玄米用30キロ米袋⇒ http://tinyurl.com/cucdgx
 
 農家から出荷する段階は、この米袋に入った状態(玄米状態)なんです。
 農協は、この玄米を各米業者に対して出荷するわけです。
 
 で、米業者が玄米を精米して、白米にし、
 スーパーで売っているような袋に入れて、小売店に届けるという流れですね。
 
 
 つまり、米の状態によって袋が違うということです。
 
 籾殻付きの米ならば、コンバイン袋。玄米ならば、30キロ入りの紙製米袋。
 白米ならば、萌え絵などが描かれたお馴染みの10キロ袋になるわけです。
 
 
 
 話を戻して、旧型コンバインでの稲刈りの話。
 
 
 
 旧型のコンバインは、お米ですぐにお腹いっぱいになっちゃうから、
 ちょこちょこ、コンバイン袋に吐き出させないといけません。
 
 ってことは、広い田んぼのいたるところに、
 30キロの米が入ったコンバイン袋が放たれることになります。
 
 これが1〜2個ならば頑張って運ぶという選択肢もありますが、
 30キロの袋が何十とありますからね。
 
 これをひとつひとつ肩に担いで軽トラまで運ぶとなると、
 それは大変というか、僕には無理なわけです。
 
 なので、米袋を運ぶのには「運搬車」という機械を使うんです。
 キャタピラーのついた台車のようなものですね。こんなの↓
 ※運搬車⇒ http://www.canycom.jp/products/prev.php?code=1
 
 どんな農家にも、運搬車は1台あると思います。
 重いものを運ぶときは、こいつに活躍してもらうわけです。
 
 
 ってことで、J地区のヒノヒカリ&サリークイーンの稲刈りは、
 
 
 ・旧型のコンバインで刈り取り
  ↓
 ・コンバイン袋が田んぼの各所にちらばる
  ↓
 ・その袋を運搬車にて軽トラまで持ってゆく
  ↓
 ・軽トラに乗せるのは、人間が頑張る
 
 
 という流れで、無事に終了したわけです。
 
 
 さて、その後、乾燥のときにまた一トラブルあるのですが。
 それはまた明後日の話ということで。

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posted by 加藤のどか at 12:00| 高知 | 農業のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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