2009年02月26日

山は意外と安かった

mountain


 
 以前よりチョコチョコと書いている、山林を買いたいという話。
 
 別に、スギやヒノキを植えたいってんじゃなくて、
 ただ単に「自分の山」が欲しいなって思っているから、
 山一つ、買ってみたいんですね。
 
 で、その話の続きです。
 

続きを読む前に


 
 
 いろいろ調べてみても、山林の流通経路というのが、どうも分からない。
 
 基本的に、山主(やまぬし、つまり地主のこと)さんというのは、
 独自のネットワークというか、みんな身内みたいなものだから、
 個人売買で行われることが、ほとんどらしいんですね。
 
 「おめえさん、あの山買わねえか?」「おお、いいぜ」みたいな。
 
 そんな感じで、山林というのは小規模に流通しているもの。
 
 僕みたいに、全くの一般人の「山欲しいんですけどー」という需要に
 答えてくれるような「山屋」みたいなのは、無いらしいです。
 
 不動産屋みたいに、仲介する事業が無いんですね、山林は。
 (少なくとも、うちの周りには無い)
 
 
 ただ、噂によると、この仲介を生業(なりわい)としている「個人」が、
 チラホラといるとのこと。
 
 うちの地域では「馬喰(ばくろう)」と呼ばれているそうです。
 地下鉄の馬喰横山の馬喰、ですね。
 
 この人たちは、もともとは、その名のとおり、
 馬の売買を仲介することによって、手数料を稼いでいた人たち。
 
 ただ、馬が一般的でなくなると共に、山林売買にシフトしていったとのこと。
 (昔は、牧場の土地である山林と、馬を、セットにして扱っていたのか?)
 
 今でも、馬喰さんたちは、山林情報のネットワークを持っており、
 山主さん同士の売買を仲介することが、たまにあるそうです。
 
 
 じゃあ、この馬喰さんに頼めばいいじゃないかと思うんですが、
 それがどうも一筋縄ではいかない。
 
 
 ぶっちゃけ、馬喰さん、やってることが違法らしいです。
 
 
 詳しくは知らないけれど(じゃあ書くなよ)、
 不動産仲介業の免許を持っていないのに、昔からの習慣で、
 不動産仲介の売買手数料をもらって生活しているらしいんですね。
 
 だから、大っぴらに「山林アリマス」みたいな宣伝なんてしていないし、
 山主ネットワーク以外には知られていない存在のようです。
 
 田舎でも、馬喰さんという存在を知らないほうが普通。
 それくらい隠れた、ブラックな存在らしいんですよ。馬喰さん。
 
 
 知っていそうな人に何気なく尋ねても
 「まぁ、そういう人もいるけれどね・・・」とティーを濁されて
 肝心なところ(○○さんが馬喰さんだよという情報)は教えてくれない。
 
 「龍が如く」でも、闇賭博場に行くためには、
 それ相応の紹介が必要じゃないですか。ああいうことなんですね、きっと。
 まずは宝くじ売り場のお姉さんを見つけないといけないんです。
 (↑95%の人が分からない。良くない例え方1)
 
 
 さて、どうしようかなと思ったときに、一つ、思いついた。
 何でこんな単純な手を思いつかなかったんだろうか。
 
 
 山林の売買というのは、立ち木(スギやヒノキ)が生えている状態で
 売買されることもありますが、それより多いのが、
 裸山(木を全部切ったところ)の状態での売買です。
 
 山主さんが、木をすべて切ってしまった状態で、売りに出す。
 
 
 だったら、木を切った人に聞けばいいんじゃないか、と。
 そしたら、どこが今、売り出しているか、分かるんじゃないか、と。
 
 
 ということで、森林組合(林業でいうところの農協みたいなもの)に
 直接、尋ねてみました。「山、買いたいんですけど(゜▽ ゜)」と。
 
 
 そしたら、結構教えてくれるんですよ、これが。
 
 「あそこの山、この間、皆伐(かいばつ)したから売りに出てるよ」
 という情報が、サクサク出てくる。マジありがたい。
 
 
 そこでついでに、最も関心のあるところの問題を、尋ねてみました。
 
 
 「価格はいくらぐらいなのか」と。
 
 
 今までも、地元の人から価格については聞いたことがありましたが、
 どうもこれがピンキリ。人によって10倍くらい、価格に差がある。
 何が正しい相場なのか、いまひとつ分からない。
 
 でも森林組合ならば、適切な価格を知っているんじゃないか、と。
 そう思ったワケですね。
 
 
 今、売りに出しているところが、皆伐後の10町の山林なんですよ。
 
 10町というのがどのくらいの広さかというと、
 六本木の東京ミッドタウン。あれ全部が入るくらいの広さです。
 
 
 僕の事前知識では、1町100万、という情報もあったんですね。
 ということは、10町で1000万、これだとかなり高い。困る。
 
 しかし、町からの近さや、傾斜のきつさによっても
 かなり価格は変わってくるので、一概には言えません。
 
 1町50万くらいの相場だったら、今後の山探しにも
 気合が入るなと思い、おそるおそる価格を尋ねてみたところ。
 
 
 森林組合「ここは町から近いから高いですよ。160万しますね」
 
 僕「160万・・・。じゃあ、10町で1600万ですか・・・」
 
 森林組合「いや、10町で160万ですよ」
 
 
 
 安っ! (゜△ ゜)
 
 
 
 森林組合「もっと奥ならば、1町5万くらいですかねー」
 
 
 
 激安っ! (゜△ ゜)
 
 
 
 何? 1町5万ってふざけてるのか? 高知県の山林相場は。
 
 東京ミッドタウンすべてが入るような土地が、50万ですよ。
 
 フランス人が子牛の皮膚で作った、財布とか化粧品とかの小物を入れる道具と
 そんなに変わらない値段で東京ミッドタウンと変わらぬ土地が手に入るとは。
 (↑なぜ素直にエルメスのバッグと例えないのか。良くない例え方2)
 
 こりゃ買うしかないでしょう。
 100万くらい奮発して、山買うしかないでしょう。マジで。
 
 
 ということで、懸念していた「価格」問題も、どうやらクリアできそう。
 
 あとは、気に入った山をどこか見つけるために、
 ひたすら皆伐後見学のため、軽自動車で山道をひた走る日々を送ります。
 
 今年中に、どこか見つかるといいね。


blogranking

 ↑ランキングに参加しています。面白かったらクリックしてください。

posted by 加藤のどか at 11:45| 高知 ☁| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。