2008年12月21日

田舎の嫁探し企画

 僕がテレビ局の社員だったら、ぜひ企画書を書いて、
 実現させたい番組があるんですが。
 
 残念ながら、というか当然ながら、
 僕はテレビ局の社員ではなく、企画書を提出する相手もいないので。
 
 ここで、一つ書きなぐってみようと思います。
 
 
 
 事の起こりは、何ヶ月か前。
 
 地元の青年会だか何かの会に、参加したんです。
 (僕は、農協の青年部なるものに所属しているので、
  付き合いで、いろんな会に出席しています)
 
 
 地元の青年会とは。
 
 農家だとか、商店だとかの、後継ぎの青年たちの集まり。
 年齢的には、高校卒業直後〜三十代半ばというくらいです。
 
 彼らには、悩みがありました。
 
 
 それは。
 
 
 女。
 
 
 
 嫁が欲しい (゜△ ゜)
 
 
 ということなんだそうです。
 その対策のための、集まりだったんですね。(マジで)
 
 
 
  ※※※ 注意! CAUTION! R−高知県指定 ※※※
    
 この先には、地元民にとって、過激な表現が含まれております。
 大豊町・本山町・土佐町・大川村をはじめ、高知県にお住まいの方々は、
 即刻、メールソフトを閉じられることを、推奨いたします。
 以下の文章には、発行者の地元での立場が危うくなる表現が含まれております。
 
 
 
 高知県山間部には、若い女性がおりません。
 それはそれは、見事なほどに、おりません。
 
 高校生以上、おばさん以下という世代が、すっぽりと抜けております。
 (人妻は除く)
 
 
 
   この村では10年前まで、ヤマタノオロチちゅう怪物がいてのぉ・・・
 
   年頃の娘っ子は、みんな喰われてしもうた・・・(゜△ ゜)
 
 
 
 なんて仙人風のジジイに情感を込めて語られようものなら、
 速攻で信じてしまうほど、適齢期の女性がおりません。(人妻は除く)
 
 
 すなわち。
 
 
 諸般の事情により、地元に残った若者たちにとっては。
 嫁候補がいない。ということなのです。(ちなみに僕は既婚者です)
 
 
 そこで、地元の青年会では、毎年いろんなイベントを企画して、
 「田舎の若者」と「都会の女性」の出会いの場を作ろうとしているんです。
 
 
 そこで、今年のテーマになったのが「ラフティング」。
 
 
 何を隠そう、うちの近くは、ラフティングの有名スポット。
 
 「ラフティング」っていうのは、でっかいゴムボートで、
 急流の川くだりをするスポーツです。
 
 ディズニーランドのスプラッシュマウンテンが、
 超リアルになったものだと思ってくだされば、大体合ってます。
 
 
 青年会が「ラフティング」を、
 出会いの場として設けるのには、根拠があります。
 
 
 いわゆる「吊り橋の法則」ですね。
 
 
 吊り橋のような危険な場所において、そこに居合わせた男女間には、
 時として、理由なき恋心が芽生えることがあります。
 
 吊り橋の「恐怖」と、異性への「恋心」が、
 ともに心拍数が上がるという共通の肉体的反応を持っているために、
 互いに入れ替わりやすい感情なのですね。
 
 「恐怖」があるところに「異性」がいれば、
 自動的に「恋心(に似たような感情)」が芽生えるというのが、
 いわゆる「吊り橋効果」。
 
 
 さらに。
 
 
 ラフティングという共同作業を行うことによって、
 女性は(てきぱきと作業を行う)男性に対して、尊敬の念を抱き、
 そこをきっかけにして、コミュニケーションが発展する。
 
 等々の、いろんな理由がある上で、ラフティングを提案しているんですね。
 
 
 
 正直に言いましょうか。
 
 
 
 もうね。
 
 
 
    ア・フォ・か・と。(゜△ ゜)コエをダイにしてイイタイ。
    (でもジモトだからイワナイ)
 
 なんだ? その中学生が考えたような企画は?
 そんなもんで女が寄ってくるとでも思ってんのか?
 ラフティングをきっかけに、ゆくゆくは男女交際って、ナンだその妄想は?
 
 
 
 もうね。
 
 
 
    ア・フォ・か・と。(゜△ ゜)コエをダイにしてイイタイ。
    でもジモトだからイワナイ。イワナイ。お口にチャック。
    でもキーボードはススンジャウね。彼ラが読ンデないコトをイノル。
 
 
 
 ま、うち(高知県山間部)だけじゃないでしょうけれどね。
 
 どこの田舎も、嫁不足というのは深刻です。
 
 そのために、お見合いパーティーやら、女性限定農業体験やら、
 うちの青年部が企画したようなラフティングやら。
 
 いろいろな催しものをやっているようですが。
 
 
 
 成功したという話を、聞いたことがない。
 
 
 
 当たり前ですよ。
 
 もてない(と、僕が自分を棚に上げていうのも気恥ずかしいが、あえて言う)
 男がいくら集まって考えたところで「もてない企画」しか、出てこないんです。
 
 ラフティングをやれば、2〜3人の「ラフティングが好きな女」は
 集まるかもしれません。そこまでは、可能だとしましょう。
 
 
 その先を、どうするのか?
 
 
 男と女が一緒にいれば、自然に恋が目覚めるとでも思っているのか?
 
 一緒に「ラフティング」という危険体験をすれば、
 女の目がいつの間にかハートマークになっていると思っているのか?
 
 「ともかく、いろんなイベントを企画して、女が集まればOK。
  そこから恋が芽生えなかったら、運が悪いから、しょうがない」的発想。
  
  
 
 そんな企画、50年続けようが、嫁が来るはずありません。
 
 
 
 では、どうすればいいのか?
 
 
 
 そこで、冒頭の「僕がもしテレビ局の社員だったら企画書を〜」という
 話になるのですが。
 
 まず、基本的な僕の考えとして。
 
 
 その道のことは、その道のプロに頼むことです。
 
 
 野菜の作りかたを知りたければ、農家に聞きに行きますよね。
 ヒットの打ち方を知りたければ、野球選手に聞きに行きます。
 
 
 なのに。
 
 
 なぜ、色恋沙汰は、独力で解決しようとするのか。
 
 「田舎の青年会」が、「嫁をゲット」するために、立てる企画。
 
 この場合、青年会は、ただの受益者。
 「嫁をゲット」の専門家では、ありません。
 
 「嫁をゲット」したいのならば、その道の専門家に、お伺いを立てるべき。
 
 
 
 つまり、色恋沙汰の専門家である、ホストさん達に協力してもらうのです。
 
 
 
  舞台は、とある山間部の、少子高齢化が進む村。
  
  そこに取り残された、10人の若者――というには、
  少し年のいった者も含まれている、10人の独身男性。
 
  彼らを、恋愛のプロフェッショナルである、
  ホストがプロデュースし、改造していく。
 
  女性とマトモに話せるよう、性格を叩きなおし。
  人並みの格好になるよう、外見を叩きなおし。
 
  あらゆる手を使い、農家の嫁になる女性を、探し出させる。
  
  街角ナンパ! 初デート! 一緒に農業体験!
  といった、数々のハードルを、彼らはクリアできるのか?
 
  というのを、1年間くらいの期間にわたり追い続ける、
  ドキュメンタリー&バラエティー。
  
  果たして、何人が「結婚」というゴールを迎えられるのか?
 
  司会はさまぁーずの2人と、適当なグラビアアイドルで、
  水曜の深夜30分枠あたりで。
  
  雰囲気は、「電波少年」のような感じで。
  
 
 みたいな番組を、やってみたいと思うんですよ。
 (もし僕がテレビ局の社員ならば)
 
 
 
 なにも、女性をだまくらかして、田舎に連れてこようというのではなく。
 
 「農家の嫁になりたい」という女性だって、必ずいるんです。
 
 
 
 ホストの師匠は、自分の「恋愛テクニック」を、人のために役立てる。
 農家に来るお嫁さんは、憧れのライフスタイルを手に入れられる。
 田舎の独身男性は、待ちに待ったお嫁さんがやってくる。
 
 テレビ局は(うまくいけば)面白いコンテンツが手に入る。
 
 
 
 テレ東あたり、この企画、買ってみませんか? 3000円くらいで。


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タグ:恋愛
posted by 加藤のどか at 13:57| 高知 晴れ| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする