2008年03月31日

美味しい米

「美味しい米」って、何でしょうか。

人それぞれ、いろいろな意見があると思います。

おばあちゃんが田舎から送ってくる米が一番うまいとか、
吉野家の牛丼の米が一番うまいとか、いきつけの寿司屋の米が一番だとか。

好みっていうのは、いろいろありますからね。



年に一度、日本で一番美味しい米を決める大会が開かれています。

米・食味分析鑑定コンクールというやつです。
全国の農家さんが、自慢の米を持ち寄って、どれが日本一か決める大会です。

この大会で上位を占めるのは、決まってコシヒカリです。
昨年行われたコンクールで金賞を獲得した15農家のうち、
実に14農家の栽培品種は、コシヒカリでした。(一つはミルキークイーン)

でも、だからといって、コシヒカリが一番美味しい米かというと、
そうでもないと思うんです。

やっぱり、人の好みはそれぞれですから。



と、いうのは、このコンクールの「美味しさ」というのは、
平たくいえば、色がきれいで、モチモチしていて、噛めばかむほど
味があって、粘り気があって、という米。

つまり、米自体で美味しい米なわけです。

それはそれで一つの美味しさの基準ですが、
料理によっては、米自体の美味しさが裏目に出ることもあるんです。



例えば、お寿司。

お寿司の主役は、ネタです。米は、あくまで脇役です。
すると、お寿司の米の美味しさの基準とは、どれだけネタの
味を引き出せるかということに、かかっているわけです。

その場合、米自体に旨みがあるものよりも、
アッサリとした淡白な味の米のほうが、向いているんです。

具体的に言えば、お寿司にはコシヒカリよりもササニシキが向いています。



でも、米自体に旨みがあって美味しい米が美味しい、という基準になると、
ササニシキは美味しくありません。

昔は、ササニシキも随分栽培されていましたが、
今はコシヒカリに押されてしまい、生産量の1%ほどに過ぎません。
ほとんどのスーパーからも、ササニシキは姿を消したと思います。



コンクールで金賞を得る米は、本当に美味しい米だと思いますが、
それはあくまで、一つの物差しでしかないんですよね。

なのに、全員が右へ習えで、全国で栽培されている米は、
ほとんどがコシヒカリ系統になってしまっているんです。

例えて言えば、100メートルの金メダリストを「スポーツナンバーワン」と
決めてしまっているようなものです。

でも、棒高跳びがすごい選手もいるし、チームプレーでやる野球が向いている
選手もいるし、マラソンのような長距離が向いている選手もいるんです。

でも、お米の世界のオリンピックでは「100メートル走」しか競技がなくて、
マラソンや棒高跳びや野球は行われていないんです。





本来ならば、いろいろな基準があってしかるべきの「味覚」の基準が
一つしかないというのは、おかしなことです。

寿司にはササニシキが合うし、冷ご飯ならミルキークイーンが美味しいし、
ピラフにはインディカ米が一番合うんです。

現在行われているコンクールのほかにも、
冷ご飯コンクールだとか、寿司コンクールだとか、牛丼コンクールだとか、
いろいろなナンバーワンの米を、見てみたいものですね。


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posted by 加藤のどか at 16:19| 農業のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

長靴

例年よりも早めの桜が満開になったと思いきや、全国的に雨。
せっかくの日曜日に、何ともタイミングの悪い雨ですね。

雨の日の外出は、億劫なものです。
服もバッグも、雨に濡れてしまいます。

だからといって、長靴にレインコートで完璧に装備をして
外出する人は、ほとんどいないんじゃないでしょうか。



田舎に来て、改めて気付かされたことの一つが、
長靴とレインコートの威力。

どんな土砂降りであっても、この2つさえ装備しておけば、
ほぼ濡れずに外で活動することができます。
(安物のレインコートは、かえって蒸れてしまうので、いけませんが)

傘なんて問題じゃないほど便利。

で、思ったんですが。
何で、長靴やレインコートって、普及していないんでしょうね。
都会では、雨の日に長靴を履く人は、あまりいないと思います。

長靴は便利です。
普通の靴ならば、グショグショになるところでも、長靴なら平気。
どんな土砂降りでも足元は無事。会社についてから履き替えることも出来ます。

こんなに便利なものなのに、普及していない。



振り返れば、小学校のころは、雨の日は長靴を履いていたんです。
だけど、中学校くらいからでしょうか、いつの間にか長靴を履かなくなるんです。

大人になって、いろいろな知識はついているはずなのに、
便利な長靴を履かなくなって、わざわざ濡れるような靴を履いて歩くんです。

思い当たる理由は一つ。格好悪いから。



実用的なものって、格好悪いんですよね。
長靴もそう。レインコートもそう。
逆に、非実用的なものは、格好良いんです。

田舎っていうのは、実用の世界なんです。
とりあえず、そこに自然っていうものがあるから、
実用的に対応せざるを得ない。

だから傘よりも、レインコートなんです。革靴よりも長靴なんです。

でも、都会っていうのは、文化の世界、格好良さの世界なんです。
実用から遠ざかれば遠ざかるほど、文化的であり、格好良いんです。

ワイシャツに、スーツに、ネクタイに、革靴なんていう格好は、
実用からは程遠い服装です。
汗は吸わないし、ひたすら暑いし、首は締め付けられるし、足は蒸れる。

対して、田舎の畑にいるおじさんの姿は、
麦わら帽子に、ゆったりとした長袖長ズボン。
外で動くには最適の服装ですが、これは格好悪いんです。



実用的で便利なものは、格好悪いから、
都会では居場所がなくなってしまいます。



でも、悲観することはありません。

それは、リュックサックの復権。
僕が子供のころには、大人がリュックサックを背負うなんて、
有り得ないくらい格好悪いことでしたが、今では普通ですね。

スーツを着たビジネスマンがリュックサックを背負っていても、
そんなに変だとは思われないでしょう。

便利さが、格好良さに打ち勝った例だと思います。

ひょっとしたら20年後には、
雨の日に長靴で出勤するビジネスマンを目にするかもしれません。



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posted by 加藤のどか at 13:06| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

本当の赤飯

お祝い事の食べものといえば。


赤飯【せき−はん】
もち米に煮た小豆あるいは豆(ささげ)をまぜ、その煮汁とともに蒸した飯。
祝い事の際に用いる。おこわ。赤の御飯。


ですね。

そして、赤飯を食べた人のうち73%の人々が思うこと。

豆がまずい。
豆が嫌い。
だから赤飯も嫌い。

そんな三段論法です。
ちなみに僕も、赤飯の豆は好きじゃありません。



・・・でも、そもそも赤飯って、なぜ豆が入っているんでしょうか?



調べてみたところ。

実は、昔の赤飯には、豆は入っていませんでした。
ただの「赤いご飯」だったんです。

つまり、昔の赤飯というのは、その名のとおり、赤い米でした。
今は、古代米の一種として売られている、赤米(あかまい)というやつです。
お祝い事のときには「赤米」を炊いていたんです。



・・・でも、何でお祝い事には白米じゃなくて赤米を炊いたんでしょうか?



昔は、米以外にも、いろいろな雑穀を食べていました。
アワとか、ヒエとか、キビっていうやつですね。
その中で、米は圧倒的に美味しく、お祝いのときには米を食べました。

で。

そのころ米っていうのは、ほとんどが赤米だったんです。
日本に稲作が伝来したころの米は、白米ではなく、赤い米だったんです。
江戸時代でも、まだ半分くらいは赤米を食べている地域もあったようです。
だから、お祝い事=米を食べる=赤米を食べる、ということだったんですね。

その後、日本で栽培されるのは、ほとんどが白米になったけれど、
「お祝いのときには赤いご飯じゃないとだめ」という風習だけが残っており、
色づけするために小豆を入れて、現在の赤飯になったということですね。



・・・と、いうことは。

今の赤飯というのは、見た目だけを真似た赤飯であり、
昔の人が祭りのときに食べていた赤飯とは、似ても似つかぬものなんですね。

どうりでマズイわけだ。

本来の赤飯とは、古代米100%で作った赤飯であり、
先祖代々日本人は、その赤飯を食べて、めでたいことを祝っていたわけです。

これは、是非とも食べてみたい!

数百年前のご先祖様と同じように収穫を祝ってみたい!
(たぶん現代の赤飯のほうが美味しいのだろうけれど)


と、いうことで。
本当の赤飯、作ってみます。
まずは種の入手から。(結果は約半年後)

編注:このメルマガ記事を発行したのは2008.3.28


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posted by 加藤のどか at 13:05| 農業のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

野菜の花

野菜も植物ですから、当然、花を咲かせます。

観賞用の花よりも控えめで、好感の持てる花々です。

きょうは、そんな野菜の花のご紹介。




花が有名な野菜といえば、まずはオクラ。

オクラの花は、本当にきれいです。
野球のボールくらいある、大きな白い花の中心が、紫と黄色に彩られます。

真夏の朝、まだオクラの木に朝露が残るころに、一斉に咲きはじめます。
そして、暑くなった昼ごろには、すっかりしおれてしまいます。

ほんの数時間しか咲かない、それはそれは見事な花。




オクラとは、また違う趣があるのが、ニンジンの花。
白く細かい、カスミソウのような花が咲きます。

もっともニンジンは、オクラと違い、花が咲く前に
収穫するため、滅多に見ることは出来ませんが。

地中のニンジンからは、想像もつかないような、可憐な花を咲かせます。




そして、滅多に見ることができない貴重なものが、サツマイモの花。
サツマイモは、花を咲かせて実を結ぶわけではないので、
花が咲かなくても、芋は増えていくんです。

でも、本当にごくわずかですが、花が咲くときがあります。
まだ、1度しか見たことありません。
白っぽい、アサガオのような花が咲きます。




今の季節に咲く花といえば、菜の花
アブラナ科の野菜であれば、ほとんど菜の花になります。
ハクサイでも、コマツナでも、収穫せずに放っておけば、
菜の花が咲いて、さらに放っておけば、種ができます。

ハクサイ畑が、一面の菜の花畑に変わる季節です。




もう一つ、今の時期に咲く花といえば、空豆。

空豆には、紫色の小さな花が咲きます。
蘭のような形といったら、いいんでしょうか。

5〜6の花が重なりあって、咲いています。
なんといっても、ソラマメの花の良いところは、その香り。
上品な貴婦人の香りといった趣です。(貴婦人を嗅いだことはありませんが)




野菜はスーパーに行けば買えますが、野菜の花は自分で育てないと見れません。
田舎暮らしの特権ですね。

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posted by 加藤のどか at 13:04| 農業のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

ウンチの行方

突然ですが。
きょう、ウンチしましたか?

ウンチをしたという方。
では、そのウンチが、どこに行ったか、知っていますか?


僕は知っています。
家の下にある、大きなタンクの中です。


以前にも書きましたが、僕の住んでいる町には下水道がありません。

100%、汲み取り式です。

何ヶ月かに一度、バキュームカーに、汲み取りに来てもらいます。


だから、どれくらいタンクに溜まっているか、
頭の片隅で常に気になっているんです。(溢れたら、それはそれは悲惨!)

見ようと思えば、マンホールをパカっと開ければ、
溜まったウンチたちと再会することも可能です。

汲み取り式という環境により、自分のウンチを、
嫌でも意識させられるんです。

この溜まったウンチを、バキュームカーで集めてもらって、
それを施設で処理して、吉野川に流している、っていうことは知っています。


で、ふと思ったんですが。


僕は、東京に住んでいたときに、ウンチがどこに行ってたか知りませんでした。

改めて考えて、驚きました。
ウンチがどこに行くか、意識したこともなかったということに。

下水処理場で処理しているんだろう、というくらいは知っていても、
どこの下水処理場で、どういうふうに処理して、最終的に
ウンチがどういう状態になって、どこに流されていくのか。
多摩川なのか、利根川なのか、東京湾なのか。

考えたことは、ありませんでした。


でも、これって、知らなきゃいけないことだと思うんです。

自分が食べているものが、どうやって作られているかと同じくらい、
自分が排出したものが、どうなっているかを知ることは大切だと思うんです。

なのに、自分が東京で二十数年も生活していて、
そんなことは全く知らなかったし、知ろうとも思わなかった。

学校でも、ここをきちんと教えないというのが、不思議です。
英語を学ぶよりも、知るべきことだと思うんですが。

あなたのウンチがどこへ行ったか、知っていますか?





ちなみに、僕が東京にいるときに、知らずにお世話になっていたのは、
森ヶ崎水処理センターというところ。
日本一の下水処理場だそうです。

メタンガスで発電もしているとのこと!
ウンチで電気つくっちゃっているんですよ。スゲエ!


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posted by 加藤のどか at 13:03| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

ながら作業

ラジオを聞きながら、勉強をする。

というように、「〜〜しながら〜〜する」という、ながら作業。
「ながら族」という言葉が流行語になったのは、もう50年も前の話です。

当初は、あまりいい意味では使われていなかったのでしょう。
「最近の若者は・・・」みたいな感じだったんじゃないでしょうか。


でも、50年たった今でも、ながら作業って、
あまりいい意味で使われる言葉ではないという気がします。

何だか、不真面目な感じ。

会社で、音楽を聴き「ながら」、仕事をしていたら、
たとえ、そのほうが効率よくて、周囲に迷惑をかけていても、
やっぱり注意されると思うんです。


でも、ながら作業というのは、農業にはつきものです。

農業って、単調な仕事が多いんです。
だから、草取りをするおばちゃんは、必ず2人1組になって、
おしゃべりをし「ながら」作業をします。

ビニールハウスの中では、ラジオを聴き「ながら」仕事をします。

ちなみに、僕のおすすめはアイポッド。
音楽に限らず、ラジオとか、好きな番組だけを入れて、
聞きながら作業をしているので、単調なことも苦になりません。
落語なんかを聴き「ながら」、畑で作業をしたりします。



でも、やっぱり、「〜〜しながら」作業をするというのは、
不真面目だと思って、こころよく思わない人も、多いんです。

思えば、学校というところは、ながら作業が絶対に許されないところでした。


例えば、授業中に、本を読み「ながら」学んでいたら、怒られます。
たとえ、その子が常に100点をとっていて、
授業内容と関係ある本を読んでいたとしても、怒られるでしょう。

また、自動車「学校」でも、音楽やラジオを流し「ながら」
運転するところは、ありませんよね。実社会では、ほとんど音楽かけるのに。

図画工作の時間に、友達としゃべり「ながら」絵を描いていたら
注意された思い出もあります。

厳しいところでは、食事のときに、しゃべったり、
本を読んだりしたらいけない、というところも、あるといいます。


学校では、勉強にしろ、何にしろ、
一つのことに集中しなきゃいけないという観念があります。





でも、小学校の銅像になっている二宮金次郎は、
「たきぎを運び『ながら』、本を読んでいる」という、
ながら族の元祖だったりするんですが。

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posted by 加藤のどか at 13:02| いろいろなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

花粉症

花粉症の季節になりました。

僕もご多分に漏れず、花粉症に悩まされている一人です。


さて。


田舎に来てみて気付いたことなんですが、
田舎では花粉症の人を、あまり見かけない気がします。

もともと人口自体が少ないだろう、っていう突っ込みもあると思いますが・・・

それにしても、都会に比べて、花粉症の人の割合は少ないと思います。



調べてみたところ、やっぱり、
都会の人のほうが、花粉症の罹患率は高いとのこと。



不思議ですよね。

杉の木が生えているのは、田舎です。
ということは、発生源である田舎のほうが、花粉量は多いはずなのに、
杉の木を見ることもない都会のほうが、花粉症にはかかりやすい。


なぜか?


その理由の一つが、アスファルト。

都会の地面はアスファルトで覆われていますよね。
これが土の地面なら、地面についた花粉が再び飛び散ることはないんですが、
アスファルトの地面は花粉を吸収せずに、延々と飛び回ることになるそうです。


もう一つの理由は、車の排気ガス。
ディーゼルエンジンの排気ガスによって、体内に抗体が生み出されて、
ただの花粉症よりも、何倍かの効果になるそうです。
コラボレーションってやつですね。(←違う気もするが)

また、ストレスだとか、ハウスダストなんかも、
花粉症を引き起こす原因になっているそうです。



もともと、体がおかしくなるような環境があった上で、
最後の一押しをして、大崩壊を起こさせたのが杉花粉、という感じでしょうか。

杉花粉が大量に舞うような状況をつくったのもおかしいが、
それ以前に、杉花粉でアレルギーが起きてしまう体の状況も、おかしい。


と、いうことは。

杉を、アレルギー反応の少ない種類に植え替えるとかいった活動は、
表面的な対症療法に過ぎないのであって、
根本的な解決には、ならないのでしょうね。

日本の杉を全部、切り倒したとしても、
何か杉に変わる新たなアレルゲンが登場するかもしれません。

杉花粉は、くずれそうな健康の、最後の一押しをしただけなので、
杉花粉に代わる「最後の一押し役」は、また違う物質が引き継ぐのでしょう。


病気って、何でもそうなんでしょうね。

発生する土台があってこそ、発生するもの。

いきなりガンや花粉症や風邪になるのではなくて、
なるような体の状態だからこそ、病気になるのでしょう。

風邪の原因は、風邪のウイルスというよりも、
ウイルスに侵されてしまうような体の状態です。



ということは、病気というのは何でも、
「治す」ものではなく「ならない」ように努力するものなのでしょうね。

毎年、精密な人間ドックを受けて、病気が発見されたら最新の治療を受ける、
というよりも、日々の生活のほうが、ずっと大事なんだと思います。

きちんとした食事をし、ストレスのない生活をし、
適度に体を動かすことが、最も正しい健康法なのでしょう。

つまらない結論ですが、真実は大抵、当たり前の、つまらないことですね。



ところで、あなたは今日、何を食べましたか? 

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posted by 加藤のどか at 13:01| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

マルハビ

田舎暮らしに関連して、最近「マルハビ」という言葉を、
よく耳にするようになりました。


「マルハビ」とは、マルチハビテーションの略。
マルチハビテーションとは「複数の拠点」みたいな意味です。

こういう形で田舎暮らしをしている人たちが、増えてきているようです。


つまり、都会にも家を持ちつつ、田舎にも家を持つ。

行ったり来たりしながら、両方の生活を楽しもうということです。



僕が田舎暮らしをしようと思ったときには、
こういう形態は全く考えていませんでしたが、たしかに便利そうですね。

田舎の家だったら、うまくいけば月1万円以下で借りられます。

アトリエみたいに、趣味の家にするもよし。

週末だけ、農民生活を楽しむもよし。


自分に田舎暮らしが合わないと思ったときも、
引き返せる都会の家があるから、一気に移住してしまうよりも、
リスクの少ない方法です。



月曜から金曜までは、職場の近くに住み、週末だけ田舎で過ごすという形だと、
都会では得られないような刺激を受けることもあります。

月並みですが、自然というのは、いろんなことを教えてくれます。

別に、一つの人生だけを、まっとうする必要はありません。
半分は、会社員としてビジネスの世界に生きる。
半分は、農民として、自然と一体の生活をする。

そういう、二つの人生を生きることも、可能です。



別荘ではなく、自宅をいくつも持つというライフスタイルは、
最近ずいぶん広まってきたように思います。

大橋巨泉さんあたりが、そのきっかけでしょうか。(最近じゃないですが)


とはいえ、お金がなければ出来ないということじゃ、ありません。

繰り返しますが、田舎の家なんて、
一軒家でも月1万円くらいで借りられますからね。
普通の人の収入でも、十分にできる生活なんです。

セレブだけのライフスタイルではない、マルチハビテーション。

僕も、都会に拠点が欲しくなってきました。

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posted by 加藤のどか at 13:00| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

規格外の野菜

普通、スーパーで売っている菜の花は、菜の花用の品種のやつなんですが、
菜の花以外の野菜でも、アブラナ科のものは、菜の花が咲きます。

・・・ちょっと分かりにくい説明ですね。

例えば、コマツナ。

冬の間は、普通にコマツナとして畑に生えていますが、
春、暖かくなってくると、すっすっすっ、と葉っぱの間から茎が伸びてきて、
きれいな黄色い菜の花を咲かせます。

で。

この菜の花が、結構美味しい。

もちろん、コマツナだけじゃなくて、ハクサイでも、チンゲンサイでも、
ダイコンにだって、菜の花はちゃんと咲きます。

食べられるし、美味しいんですが、
コマツナの菜の花なんて、全く出回りませんよね。



コマツナの菜の花みたいに、普通に食べられるけれど、
商品として出回っていないものは、結構あります。

例えば、シイタケ。

スーパーで売っているシイタケは、大きさがそろっていますよね。

でも、自然のものですから、大きくなり過ぎちゃうのもあれば、
小さいまま育たないやつも、あります。

そういう規格外のものは、田舎の直売所には出回りますが、
都会のスーパーでは、売られていませんよね。

他にも、間引かれた小さいニンジンとか、ダイコンなんかも、
都会には出回りませんが、田舎の直売所では見かけます。



こういう規格外のものは、今は商品になりません。

そう、今は。

昔、あるミカン農家さんが、小さい規格外のミカンが
とても甘くて美味しいことに気付き、知り合いに販売したところ、
クチコミで大評判になったということが、ありました。

今では、わざわざ「小さいミカン」が成るように、
栽培しているそうです。

小さいシイタケだって、丸ごと使えるから、普通のサイズより
嬉しいという人だって、多いと思います。

小さいダイコンも、葉っぱを使ったりするときは、
柔らかくて重宝します。大きいのより、扱いやすいですし。

今は価値が認められていないものでも、
何年かしたら、立派な商品になっているかもしれません。

田舎にはこういうものが幾らでもあるので、大変おもしろくもあるんです。


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posted by 加藤のどか at 12:59| 農業のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月14日

何のために働くか

庭の菜の花に、ミツバチがやってきます。

一生懸命、体に蜜をぬりたくって、どこかへと帰ってゆきます。

ハチって、「働き蜂」っていう名前からもわかるように、
働き者というイメージがあります。

でも、実際はどのくらい働いているんでしょうか?



働きバチの仕事といえば、蜜をあつめたり、巣を掃除したりすること。
幼虫のお世話なんかも、ありますね。

イメージだと、寝る間もないほどに、
1日24時間体制で働いているという感じです。

しかし、実際に働きバチが働くのは、1日の20%程度。

せいぜい5時間くらい、といったところなんです。

残りの時間は、特にすることもなく、ボーっとしています。


ハチに限ったことじゃありません。

もう一つの労働昆虫代表である、働きアリさん。

こちらもやはり、1日のうち働くのは、5時間ほど。

アリの巣全体を見ていると、せっせ、せっせと動いているように
見えますが、1匹だけをずーっと見ていると、そんなに働いていないんです。



・・・とまあ、知ったかぶったように書いてみましたが。

当然、僕がずっと1匹のアリやハチを観察していたわけもなく。

先日、たまたま寄った古本屋で、105円で買った本が意外と
面白かったので、受け売ってみました。

『嫌われものほど美しい』っていう、外人さんが書いた本です。


まあ、しかし。

昆虫だけではなく、動物って、基本的に動きませんよね。

実際、動物園に行って、見てみればわかるでしょうが、
大体の動物は寝転がっています。

カンガルーなんか、ひどいもんですよ。

土曜日の午後8時半にナイターを見ているお父さんのほうが数倍まし、
というくらいの態度で寝そべっています。集団で。

テレビで、ライオンが獲物をとるシーンなんか映されますが、
あんなのは何日かに一度だけ。

ほとんどは、特にやることもなく、ころころしているんです。



人間だって、もともとは働いていなかったんでしょう。

いや、働くという概念がなければ、
働くってことは無いですからね。

たぶん、狩猟採取時代の人が、動物を捕まえたり、
木の実を拾ったりするのは、働くっていう行動じゃないんです。

全部ひっくるめて、生活です。

対して、労働の一番わかりやすい形は、
チャップリンのモダンタイムスみたいなやつですね。

あれは、どう見ても働いています。

ベルトコンベアで流れてくる機械にネジをつける、
という仕事は、生活じゃなくて、明らかに労働です。

理想でいえば、どこまでが生活で、
どこまでが労働か分からないような状態で、
「お金を稼ぐ」労働が出来たら、一番いいんでしょうね。





お父さんが、勉強しないで、寝てばかりいる息子に言いました。

「勉強しなきゃ、だめだろ」

「何のために勉強するの?」

「勉強しなきゃ、いい学校に入れないだろ」

「何のために学校に入るの?」

「学校を卒業しなきゃ会社に入れないだろ」

「何のために会社に入るの?」

「会社に入らなきゃ、お金がもらえないだろ」

「何のために、お金をためるの?」

「お金があったら、寝て暮らせるだろ」





と。

人間は何のために働くんでしょうね。

あなたは何のために働いていますか?

ちなみに僕は、大画面液晶テレビでプレステ3をやりたいので、働いてます。


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posted by 加藤のどか at 12:58| いろいろなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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