2008年01月31日

葬式

田舎であればあるほど、過疎と高齢化は進んでいます。
そして高齢化が進めば進むほど、需要が増えるのは、高齢者産業。

高齢者産業とはつまり、病院・老人ホーム・福祉事業・・・
そして、究極には葬式屋です。

僕の住んでいる町でも、人口は少ないのに、
葬式はしょっちゅう行われています。

田舎で数少ない、潤っている産業です。


ちょいと前の話。去年(2007年)の夏のこと。
はじめて、高知で葬式に出席することになりました。


が。一つ、問題が。



葬式の風習がわからない。



東京で、葬式に出席したことは、ありますよ。
だから、普通の葬式ならわかります。


でも、ここは地方での葬式。 
しかも葬儀会場は、故人の自宅。
宗教が何かもわからない。

これは問題です。



まず悩んだのが、お香典の相場。

これは、地域によってかなり違います。
考えたってわかるわけないので、ストレートに聞いてみましょう。

地域の人に尋ねて分かったことは、僕の住んでいる地域では、
同じ集落に住む人は3000円。それ以外は2000円。

はっきりしていて、いいですね。
僕は、同じ集落ではないので、2000円です。



告別式に出席してわかったことなんですが、どうやら神道形式です。

みんな数珠を持っていません。
僕の数珠も、ポケットにしまったままにしておきましょう。


玉串といって、サカキの葉っぱを捧げるという儀式を終え、
これで葬式は無事終わりかなと思った、そのとき。


独特の風習、登場。


まず、喪主の方が、籠をかぶっています。
ゴミ箱みたいな、竹で編んだ籠ですよ。それをすっぽり、頭に被っています。

しかも、喪服なのに、素足。
今気づいたら、近親者は、みんな素足。

出棺のときに、うしろから、七夕飾りみたいなのを持った、
近所の人たちがついてくる。七夕飾りが、霊柩車の周りをぐるぐる回る。

えええええええええええ(゜Д ゜)ナイダロソレハ。

なんて驚いちゃいけませんよ。
何事が起こっても、冷静に見守りましょう。



まあ、どこに移住しても、
田舎だったら、お年寄りの知り合いは自然と、大量に出来ます。

ということは、たぶん、葬式に出席する機会は、出てきます。


葬式アドバイスとしては。


喪服は必ず1着、田舎に持っていったほうがいいですね。

あと、香典の相場は地域によって違うので、ちゃんと聞くこと。
そして、どのような変な風習が登場しても、動揺しないこと。

地域によっては(僕の隣の町では)いまだに土葬だったりします。
すると、一緒の地区の方が亡くなったら、土掘らなきゃいけませんからね。

田舎の葬式では、そんなこともあります。


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posted by 加藤のどか at 10:34| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

ネットの接続環境

インターネット。

便利ですよね。

インターネットの登場によって、田舎暮らしのスタイルは、
全く違うものになったといっても、過言ではないでしょう。

買い物も、レンタルビデオも、ニュースも、動画配信も出来る。

でも。

日本全国どこでも、インターネットが満足に出来ると
思ったら、大間違い。

田舎をなめちゃいけません。

きょうの話は、田舎のインターネット接続環境について。


田舎で、インターネットの仕事をしたいのなら、
ある程度の接続環境は必要でしょう。

ADSLは、欲しいところですよね。
しかも、基地局から近くないと、いけません。

ADSLであっても、基地局から離れれば、どんどん遅くなっていきます。

インターネットを、仕事として使いたいなら、
まずチェックするべきポイントです。



まあ、インターネットで仕事をするわけじゃないし、
メールとか、ニュースのチェックぐらいが出来ればいいから、
ISDNでいいや。

だから、特にネット接続環境なんてチェックする必要ないね。

なんて思っているあなた。

甘いです。

ISDNだって、全国どこにでもあると思ったら間違いです。

いまだにダイヤルアップの、人が住んでいる地域だって、あるんです。(本当に住んでいる人、すいません)

ISDNが当然できると思って、移住したらダイヤルアップだけだった。かなりがっくりくると思います。

いや、ほんと、田舎には結構ありますからね。ダイヤルアップ地域。
落とし穴みたいなものです。注意してください。


移住したい地域は決まっているんだけど、
あそこの接続環境はどうなんだろう。。。。。

そうご心配の貴方。
こちらから、調べることができます。

電話番号の入力が必要ですが。

 東日本の地域⇒http://flets.com/index.html
 西日本の地域⇒http://flets-w.com/index.html

どきどきですね。

僕は、移住前には調べなかったんですが、
結果的にADSL接続が出来ました。とてもラッキー。

でも、一歩間違えば、ダイヤルアップ地域で、
メールマガジン発行なんて、夢のまた夢だったかもしれません。

こわいこわい。


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posted by 加藤のどか at 10:32| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

高速道路

ちょっときょうは、愚痴らせてもらいます。

僕はよく、高速道路を利用することもあります。
高知県は、意外に高速道路網は整っているんです。

僕の最寄インターは「大豊インター」というところなんですが、
そこから、高知県西部の須崎市というところまで、1時間くらいで行けます。

便利なのは、いいことです。
でも、気になることが一つ。


いつも、ガラガラ。


前方後方、見渡す限り車がいないなんて、普通です。

ちなみに、高知〜大豊という区間は、ほとんどトンネルなんですよ。
前後に車が全くいない中を、数キロの直線が続くトンネルを走るんです。

もう、ワープゾーン
頭おかしくなりそうな道です。

これで、通行量が結構多いなら、いいんです。でも、ガラガラでしょう。
しかも、延々とトンネルを掘ってあるんですよ。

1台が通るためのコストとか。考えちゃいますよ。
しかも対向車線は別トンネルですからね。
計2本のトンネルを掘っているんです。ワオ。


東京にいるときは、首都高という名の、平均時速30キロの高速道路を
使っていましたから。このギャップは、すごいです。

こと交通事情に関していえば、都会の人は損しているなと思います。

僕の個人的利益を考えれば、嬉しいですよ。便利ですから。

ワープゾーンを15分通れば都会(といっても高知市)まで行けます。
便利だし、嬉しいことなんですが。


でも、車がほとんど通らない高速道路であっても、
税金で作っているんでしょう。(詳しくは知りませんけれど)

東京都民が納めた税金の一部は、回りまわって、高知県の高速道路に
使われているのでしょう。ガソリン税とか。(詳しくは知りませんけれど)

東京都民が見たら、むかつくと思うんですよ。

「こちとらギュウギュウ詰めの首都高しかないのに、
俺が納めた税金で、こんな立派な高速道路作ってんのか。
こんな金があるんだったら、首都高をどうにかしろ」って。

腹立つんじゃないでしょうかね。
(しつこいですが、税金については突っ込まないでくださいね)


今も、高知県の高速道路は、作られています。

将来は、「四国8の字構想」とかいって、
四国の海岸沿いを、ぐるっと高速道路で囲んで、
中間に1本、南北に通す、と。こういう構想らしいです。

こんなかんじ↓
http://www.skr.mlit.go.jp/tosakoku/html/zigyo-8net.html

でもね。

田舎に住んでいる者から言わせてもらうと、いらない。

そりゃ、マジックみたいに出来るなら、欲しいですよ。
引田天功がどうにか頑張って、あっという間に造ってくれるんなら、
そりゃ欲しいですよ。

でも、山掘って、谷を埋めて、そこまでして高速道路を
作る価値があるかというと、無いと思います。

上のリンク先で見ると、点線の部分があるでしょう。
まだ造られていない、8の字の一部。主に、高知県の海岸沿いですね。

要らないでしょう。あそこに高速道路は。常識的に考えて。
普通に、一般道が空いているのに。渋滞なんか、しないのに。

もちろん、高速道路が完成すれば、
いろんな需要だとか、経済効果とかあるんでしょうけれど。

普通に考えれば、要らない。
高知に造るよりも、東京の道路を、どうにかしろと思います。

都会から移住した、現田舎民の実感でした。


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ラベル:田舎 高速道路
posted by 加藤のどか at 10:30| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

菌床しいたけ

昨日は「原木」シイタケの作り方を紹介しました。
今日は、もう一つのシイタケ。「菌床(キンショウ)」シイタケの作り方。


菌床のメインとなる素材。それは、広葉樹のオガクズです。

原木シイタケでは、丸ごとの丸太を使いましたが、
菌床では、同じ木の、オガクズを使います。

ただのオガクズでは栄養も少ないので、
そこに、トウモロコシ屑や、米ヌカなどの、栄養添加物を加えましょう。
また、水も加えましょうね。ある程度の粘りをつけましょうね。


よく混ぜこぜしたら、ビニール袋に詰めます。

大きさは、バレーボールくらい。
当然、球体ではないですよ。四角。もしくは円筒形。
球体では転がってしまいますから。置きやすい形に作ります。


シイタケ菌を植える前に。

よけいな雑菌が入っては困りますから。
袋ごと、思いっきり高温で殺菌させましょう。

これで、雑菌のいない、クリーンな培地が出来ました。
そこに、早速シイタケ菌を植えつけます。
そのまま半年くらい菌を育てると、培地全体にシイタケ菌が行き渡ります。


以上。
シイタケ培地を作って、シイタケ菌を繁殖させるまでの作業は、
普通はシイタケ農家ではなく、シイタケ菌会社で行います。

この培地(以下、菌床)を、シイタケ農家に届けます。

シイタケ農家さんは、水をかけたり、温度を調節したりして、
うまいことシイタケを発生させます。

菌床は原木よりも軽いから、設置しやすいです。

また、大きさも一定のため、棚に積んで、狭い面積でも
多くのシイタケを栽培することが出来ます。

管理がうまくいけば、無事、多くのシイタケが収穫できます。



一番の違いは、培地の違い。「畑」の違いです。

一方は、森で生えている木。
一方は、オガクズと米ヌカとかを固めたもの。

では、味の違いはあるのか。

試してみてください。驚くほど違います。
同じシイタケかと思うほど、違います。ちなみに、栄養分も違います。

どっちが美味しいかは、大体分かるでしょうが、試してみてのお楽しみ。

ちなみに。たぶん皆さんが普段食べているシイタケは、菌床シイタケです。
日本で消費されているシイタケの8割は、菌床シイタケですから。


シイタケは、基本的に無農薬で作られています。

が。

中国産のものは、輸入の際、防腐剤が添加されている場合もあります。
また、栽培時点でも、菌床に防腐剤等の薬品が添加されていることも、珍しくありません。安いものには理由があります。

中国産のシイタケが一番安いですが、食べるのは、おすすめしません。


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posted by 加藤のどか at 10:27| 食べ物のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月20日

原木しいたけ

農業というと、普通は平野部を思い浮かべます。


越後平野に広がる、一面の水田。

地平線まで埋め尽くされた、北海道のジャガイモ畑。

高知県でいえば、海岸部に造られた加温栽培のハウス群。


しかし、日本は平野部ばかりではありません。
国土の3分の2は、山林。人が住む地域は、中山間地と呼ばれます。

かくいう僕が住む地域も、中山間地。
山肌に棚田が連なり、平野部なんてほとんどありません。

どこを見ても、山、山、山。。。(まあ、それが良いんですが)


こういう地域では、出来る農業も限られています。
ユズ・ソバ・コウゾ・ミツマタ、等々・・・

その一つとして、シイタケがあります。


ところで皆さん。

シイタケの作り方、知っていますか?
前にも、このメルマガでちょっと触れたかもしれませんが。改めて。

きょうのテーマは、シイタケの作り方。



シイタケが、どこから生えてくるかは、知っていますね。

そう。「木」です。


まずは、シイタケを生やすための木を切ります。
クヌギやナラなどの、広葉樹を使いましょう。

時期は12月。葉っぱが落ちきったころです。
木が葉っぱを落とすということは、葉っぱにあった養分を本体(幹)に
取り入れたということです。

つまり、一番、木に脂の乗り切った時期。それが、葉を落とした直後。

チェーンソーで、さくさく森から木を切り出します。

あまり太い木はいけません。
両手の親指と中指で、輪を作ってください。そのくらいの太さがいいですね。

切り出した木は、1メートルほどの長さにカットします。
これがシイタケの原木。ホダ木。シイタケ農家は「畑」と呼びます。


このまま、木を放っておいても、なかなかシイタケは生えません。
(自然に飛んできた菌糸が根付けば、もしかしたら出来ますが)

シイタケ菌を植えてやりましょう。
畑に種を植えるようなものです。

シイタケ菌は「駒」と呼ばれるものに付着しています。

駒は、小さなコルク栓みたいな。
おがくずを固めて作った、直径1センチくらいの、小さな栓。

この栓に、たくさんのシイタケ菌が、既に生活しています。
(ちなみに、このシイタケ菌は、菌会社から購入します)


さて。


先ほど切り出した木に、ドリルで穴を空けましょう。
その穴に、コルク栓を、トントンと金槌で打ち入れます。

これで、菌の打ち込みは、終わり。畑に種を蒔き終えました。


放っておくと、菌がだんだんと、全体にまで回ります。

菌が繁殖しやすいように、湿気があり、風通しが良いところに置きましょう。
自然に雨が当たる森の中に、井桁状に組んで置いておきましょう。



待つこと、約1年。
菌が原木全体に回りました。



菌は全体に回っていますが、このままでは、
ポツポツと自然に生えてくるだけで、収穫するには不便です。

一斉に生やしたいですね。

のんびりと育っている菌を、目覚めさせてやります。

原木ごと、水の中につけてやります。
そうすると、菌はびっくりして、起きます。
そして、いわゆる「シイタケ」を発生させます。


ちなみに。


いわゆるキノコの本体は、木の中にある菌糸です。
外にでる「キノコ」の部分は、花みたいなもの。
シイタケ全体の、ごくごく一部だけなんです。

水に漬けることによって、シイタケの本体である原木内の菌糸がびっくりし、
キノコを発生させるわけです。



水につけた原木からは、シイタケが生えてきます。
夏場は暖かいから、すくすくと育ちますが、冬場は育ちが遅くなります。

こういう場合は、ハウスを加温させて、暖めてやります。

キノコが、続々と生えてきます。
これで、無事にキノコが収穫できました。


以上。これが原木シイタケの作り方。

そう。シイタケはシイタケでも、「原木」シイタケです。
実は、シイタケは大きくわけて2種類あるんです。

品種の違いではありません。育て方の違いです。

今、説明した育て方では、シイタケが生える「畑」として、
森に生えているクヌギやナラなどの、広葉樹を使いました。

伝統的なシイタケの育て方です。
でも、一つ問題があるんですよね。


重い。


1本くらいならいいですけれど、毎日毎日、シイタケを作るとなると、
丸太の重さは心と体に、ずしりずしりと染み渡ります。


そこで。


「原木」の代わりとなるものが開発されました。
それが「菌床」。キンショウと読みましょう。

菌床シイタケの育て方は、明日の話。


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posted by 加藤のどか at 10:25| 食べ物のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

携帯電話

携帯電話。

都会だけではなく、田舎でも、いまや携帯電話は必須アイテムです。

農家は、田植えや稲刈りの時期になると、家族総出での作業となります。
違う田んぼにいる、おじいちゃんと、おばあちゃんが、
携帯電話で連絡を取り合っているというのも、珍しくない光景です。


ただ一つ。
田舎で携帯電話を使う場合、注意しなきゃいけないのが、電波状況。

これだけ携帯電話が広まった世の中でも、
いまだに田舎では、電波圏外の場所があります。
というか、町の中心を離れたら、電波が入らなくて普通です。

僕が借りている田畑は2箇所に分かれているんですが、
そのうち1箇所では、携帯の電波は全く入りません。

まあ、それくらいならいいんです。
田畑なら、まだ問題はないんですが。

いまだに、居住地であっても、携帯の電波が入らない地域もあります。


住みたい家が見つかった。
ここで、理想の田舎暮らしが始められる。
でも、携帯の電波が入らない。

これでは困ります。

かといって、諦めるのは、まだ早い。
会社を変えれば、電波が入ることもあります。

僕が借りている、携帯電波が入らない田んぼ。

僕の携帯はドコモなんですが、ドコモは全く入りません。
ソフトバンクも入りません。
でも、auの電波は、ビンビン入るんですよ。不思議なことに。

もし、その土地で自分の携帯が圏外になっても、
誰か、違う会社の携帯を持っている人についてきてもらい、
その人の携帯が受信できたなら、会社を変えればいいだけです。

田舎の携帯選びにおいては、家族割だとか、デザインとか、
そんなものはどうでもいいんです。

その会社の電波が入るかどうか。まず、それが第一。

家や田んぼや畑を借りる場合。
そこで携帯電話が使えるかどうかも、チェックポイントの一つです。


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posted by 加藤のどか at 10:20| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月15日

家族を連れて

農業・田舎暮らしに成功している人に、共通することを挙げるとすれば。

それは、家族で農業をしていること。
田舎暮らしについて、家族の同意があること。


まず、農業という仕事面についての有利さがあります。


やってみると分かりますが、農業というのは、
一人よりも、複数でやったほうが、はるかに効率がいいんです。

もちろん、気のあった人が複数の場合ですよ。
きらいな人と作業をしても、効率は悪くなるだけです。

基本的に、農業というのは、一人でやる仕事ではないんです。


例えば。

トンネルという設備があります。
冬場、露地(ハウスではない普通の畑)で作物を育てるときに、
温度を上げるために、ビニールなどで覆ってやることがあるんです。

設置するために、棒をアーチのように、畝をまたがせるんですが。
そんな作業をやるなら、1人では効率が悪すぎます。

畝の反対側に誰かがいて、両端を押さえながら設置していく
というやり方をしないと、いつまでたっても終わりません。


また。


ただの草取りでも、一人と複数では、作業効率が違います。
パートで草取りをする、地域のおばちゃんは絶対に2人1組で作業をします。

ぺちゃくちゃ喋りながら、手をすごいスピードで動かしています。

農業には、草取りのような単純作業は多いです。
そういう作業を一人で延々とやるとなると、気が滅入ってしまいます。

おばちゃんたちは、何十年も草取りをしてきたベテランですから、
一人での作業は効率が悪いと分かっているんです。



農業の作業効率において、1+1=2ではないんです。
僕の実感では、1+1=4くらいには、なると思います。



そういう、作業効率のほかに。
単純に、一緒にいる時間が長くなります。

農業を始めたら、夫婦で一緒にいる時間は多くなります。
24時間一緒に働いている、という感じになるでしょう。

だからこそ、大事なことは、家族の同意です。
家族の同意なしに、無理やり田舎暮らしや、農業をはじめてしまうと、後々、失敗することになります。

夫婦ともども、田舎暮らしをしたいというのであれば、
一刻も早く移住地を見つけて移住すればいいと思います。


が。

大抵、田舎暮らしというのは、男の人が言い出すことが多いようです。

一番多いのは
「旦那さんは、田舎暮らしにノリノリだけど、
奥さんは都会に住んでいたい」というパターンですね。

奥さんが及び腰のまま、田舎暮らしに突入するのは、
絶対にやめたほうがいいです。

田舎に移住すれば、家族でいる時間は多くなりますから、
齟齬も自然と目立ちます。一緒にいる時間が多いということは、
喧嘩できる機会も多いということですから。



農業の作業効率という仕事面ににおいても、
田舎暮らしという生活面においても、家族の同意は大事。

どの就農本にも、パンフレットにも書いてあるであろう当たり前のことです。
当たり前だからこそ、おろそかにしがちということも、あります。

大事なこと、当たり前のことだから、改めて書いてみました。

個人的な意見としては、
家族の同意というのは、資金や農業技術よりも大切なものです。

自分は、田舎に移住する気マンマンでも、果たして周りの人はどうなのか。
やる気がある人ほど、ちょっと立ち止まって、見つめなおしてください。


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posted by 加藤のどか at 10:18| 田舎暮らしのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

でこぼこの柚子

あまり有名じゃないと思いますが、高知県はユズの産地です。

高知県といっても、坂本龍馬が太平洋を見渡している桂浜のような平野部ではなく、山深き山間部においてユズは作られています。

僕の住む町も、ユズを作っている農家さんは、結構います。


で。


先日、ユズの収穫を手伝いに行きました。

その農家さんは、ユズを本業でやっているわけではありません。
別の作物なり、農業以外の仕事が本業であって、
収穫の時期だけユズに関わる、という形でユズをやっているんです。

つまり、手入れはほとんどしていないんです。

農薬も、化学肥料も、当然使っていない。放任栽培というやつです。



農薬を使っていないのなら、虫もつくだろうし、病気にもなるのだろう。

と、思ったのですが。

何百個、何千個と収穫したユズの中に、
虫に喰われて駄目になったやつは、一つもありません。

でも、きちんとした(手入れをよくしている)ユズ農家は、
農薬散布などの仕事は、あるんです。

では、ユズ農家で農薬を使う人は、何のために使うのか。



農薬は、きれいにするために使います。

ユズは、普通に育てれば、表面がでこぼこになります。
いわゆる「ユズ肌」というやつです。

農薬を使って、丁寧に管理すると、
表面がつるつるの、きれいなユズが出来ます。

こういうユズは、1個1個パック詰めされ、
大都市のスーパーに出荷されます。

表面がでこぼこのユズは、ポン酢などの加工用に回されます。



当然、きれいなツルツルユズのほうが、栽培に手間もかかっているし、価格は高くなります。

以前、東京の某スーパーで見たら、1個300円で売られていました。


一方。


でこぼこユズは、高知の直販場では、1個30円くらいです。
それでも買う人がいません。高知では、ユズはそこらじゅうにありますから。


ユズって、基本的に皮を使うものです。

ですから、きれいな、ツルツルの皮がいいという需要は、当然あるでしょう。
特に、高級料亭で使う場合なんか、でこぼこよりは、つるつるのほうが求められるでしょう。

でも一方で、皮を使うのだから、でこぼこでも、農薬がかかっていないほうがいいという需要もあるはずです。

家庭で使うのなら、見た目よりも安全性が重要ということになるんじゃないでしょうか。味は変わりませんし。

でも、東京のスーパーで売られているのは、1個300円の
つるつるユズだけで、でこぼこユズは売られていません。

売っているならいいんですよ。

つるつるの隣で、でこぼこが1個300円でもいいですから
「でこぼこ・無農薬」と「つるつる・農薬」が並行して
販売されているなら、選択もできます。

が。

東京の某スーパーでは、つるつるユズだけが、
きれいに並べられていました。

一方、僕が収穫しているでこぼこユズは、加工用に、安い値段で回されます。


なんだかなぁ・・・


なんて思いながら、ユズの収穫を手伝った冬の1日。


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posted by 加藤のどか at 10:14| 農業のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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